保険コラム

落雷と火災保険

2018年11月08日(木)
落雷と火災保険

近年、異常気象により以前と比べて、雷が頻発していますね。

 

「落雷による損害」は、ほとんどの火災保険で補償対象となっています。

 

「落雷による損害」というと建物に直接、雷が落ちて、建物自体に損害が発生すると考える人が多いかもしれません。しかし、実際は建物に直接被害が及ぶことはとても少ないです。

 

私はこの記事を書いている時点で損害保険業界22年目ですが、私が携わったお客様で落雷により建物自体(屋根や外壁など)に損害が及んだという事故は、実はほとんどありません。

 

では、落雷による被害とはどのようなものが多いのでしょうか?

それは、機械類の損害です。

建物に付属している機械や建物内の家電品の損害です。

 

具体的には、給湯器、電気温水器、浴室乾燥機、床暖房、警備システム、最近では玄関のスマートキーなどが建物に付属している機械です。

これらのうち、特に被害が多いのは建物の外側に設置されている給湯器、電気温水器です。

落雷により機械のなかにある基盤がショートするのです。

 

弊社では、火災保険の取り扱いが多いこともあって、激しい落雷があったあと、立て続けに損害のご連絡をいただくことがあります。
一日に3件、4件ご連絡をいただくこともあります。

 

火災保険で上記の損害が補償されることを十分に覚えておいて、請求もれのないようにしたいですね。

 

また、保険金請求の際は、修理の見積書や請求書に「落雷による損害」であることを記入してもらうことが多いので、保険代理店や保険会社に確認してください。

 

それから、話が少し変わりますが、建物の所有者(=火災保険の被保険者になります)が複数の場合(建物の所有者がご主人と奥様の場合など)は、保険金請求書も連名で署名する必要がありますので、この点も保険代理店や保険会社に確認してください。

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