保険コラム

テレマティクスと損保会社の動向

2016年03月03日(木)

テレマティクスと損保会社の動向自動車を運転する状況をスマートフォンのアプリなどで検知し自動車保険のサービスや保険料に反映させる「テレマティクス」と呼ばれる情報技術の開発が損保業界の間で広まってきました。安全運転により事故リスクが削減され、保険料を安くすることが可能となり事故削減にもつながるとされ、近年注目が集まってきております。

 

テレマティクスとは

自動車などの移動するものに通信機能を組み合わせ、リアルタイムの情報を提供するサービスの総称。「telecommunication」(通信)と「informatics」(情報科学)を組み合わせた造語。トヨタ自動車ではネットに常時接続されたつながるクルマを増やす方針。欧州連合(EU)では事故発生時に警察や救急へ自動通報する装置の搭載を18年以降にEU域内で販売される新型車に義務化させることが決定しています。

各損保会社がこのテレマティクスを導入する動きを見せています。東京海上日動に置いてもパイオニア社と協業し、東京海上日動の自動車保険のフリート契約(所有・使用自動車が10台以上の契約)に加入している法人契約者を対象にドライブエージェントと呼ばれるサービスの提供に向けて動いております(開始日未定)。概要は以下の通りです。

 

  1. 高度な事故対応サービス
    端末が一定の衝撃を検知した場合の「保険会社向け自動発報サービス」や、映像データを活用した迅速な事故解決等、事故発生時のサポート
     
  2. 安全運転支援コンサルティング
    膨大な保険事故データに基づく独自のアルゴリズムで、安全運転診断や管理は向けレポート配信等、事故削減に向けた取り組みの支援
     
  3. 事故防止支援機能
    独自の画像センシング技術により、車線の逸脱等を検知・警告を発信し、事故防止を支援

 

当社もこうしたサービスを通じてより一層事故削減に貢献していきます。
 

 

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